マツオヒロミ『百貨店ワルツ』不思議で魅力ある本だ なんというか実際に〈そう在った〉帝国の延長線上の日本百貨店を模倣しつつも帝国上には存在しなていないし、かといって「××風」にありがちな毒気もなく具体性もないふわふわしたものでもなくて、明確な深みがある
とはいえ髙島屋や三越にあるのは国家の美的な価値だったり国民への啓蒙だったりするはずなので、やっぱりあれに描かれているのは戦前日本の百貨店ではない
「風」の味気無さが許せないことが多いんだけど、もしかしたらだけど、美的な彩りがあるのにそれの根底にあるはずの国家的な思想や歴史、だいたい暴力的なもの、が中途半端に脱臭されているからなのかもしれない……(が、いや、これも詰めの甘い考えではある)
とはいえ髙島屋や三越にあるのは国家の美的な価値だったり国民への啓蒙だったりするはずなので、やっぱりあれに描かれているのは戦前日本の百貨店ではない
「風」の味気無さが許せないことが多いんだけど、もしかしたらだけど、美的な彩りがあるのにそれの根底にあるはずの国家的な思想や歴史、だいたい暴力的なもの、が中途半端に脱臭されているからなのかもしれない……(が、いや、これも詰めの甘い考えではある)
◆分類【 思念・思索 | 長文 | 引用 | 感想 】
◆創作話【 「渺渺録」 】