古さと場数は海ではおなじ

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韓国語の読み書きもできなければ母国に住んでいる韓国人の生活の実態も知らずに、一体どこを依拠して「連帯」を語り、「反体制」を呼びかけることができるというのだろうか。さらにいえば、学生という特権と身分をこれまで通り享有したままで、果たして真の意味の革命というものを目指すことができるのだろうかなどなど。私は国籍問題に対する同胞社会のヒステリックなまでの反応に出くわすたびに疑問を覚えるようになり、口先だけの「我が国」を論じ「革命」を叫ぶ「韓文研」の活動に、懐疑を抱くようになりました。
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 その頃の私としては、実体もなしに言葉だけを弄ぶ政治的なスローガンよりも、個別的な問題に目を向け、生き方においても特権的なものとは無縁の態度をめざしながら、実感のともなう運動を展開していく方向で自分の生きざまを確認し、また把握したいと思っていたのです。
/李良枝「私にとっての母国と日本」