破船

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◆ジャンル【 艦船擬人化企業・組織擬人化歴史・時代もの
◆分類【 思念・思索長文引用感想
◆創作話【 「渺渺録」

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数年前の漫画 ※ピースは戦後生まれなので考証ミス

貨客船あるぜんちな丸が改造されて航空母艦海鷹になりました。
「ねりあぐる葛」で回収したい話。
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#「春のまひる」(船舶擬人化) #「純潔の意義」(船舶擬人化) #「ねりあぐる葛」(船舶擬人化)
ドイツに降伏したフランスから上海で借りパクしてきたコンテ・デイ・リスル号こと「帝立丸」
晴れてフランスが戦勝国になったのでピカピカの豪華客船にして返さなきゃならなくなって、日本の設計家たちがわちゃわちゃして図案を出したのにフランス人が了承しなくて、というのは図案に一貫性が無さ過ぎるのが嫌ッ…とのことだったので、日本側が大会議して結局うまく完成させて引き渡せたらしい
…という話をモチーフに(「史実」に忠実なやつではなく)、「徴用船の収支決算」を描きたい 帝国船舶株式会社とかのやつです
#「徴用船の収支決算」(一次創作)
愛国丸が貨客船である身を取り上げられつつも第24戦隊として報国丸と特設巡洋艦になり通商破壊をしたけれど、兄が戦没したことでそれも早々に取りやめとなり、その身が特設運送船となるあたりで、ふね、という意識に屈折した斜陽を抱えて、それでも未だ砲と特設巡洋艦という身分とを与えられれば「戦争が無ければあり得なかったはずのこの海」での華やかなりし身は確保できるとかたく信じているんだ、だから軍服をもう一度着させてください、武装をさせてくださいよ、船を拿捕できるし撃沈だってできる!俺にならできるんだ!!やらせてください!!と絶叫するそこにすでに貨客船としての華やかさはない愛国丸 みたいな概念 #過去メモ
『春のまひる』を読んでいてもこのあと鴨緑丸が炎に身を包まれて戦没するさまは思い浮かばないし、「地獄船」と呼ばれて記録される姿がまったく思い浮かべられない そもそも私はそれを目的として描いた 自身でそう感じるのはありがたいことだ
#「春のまひる」(船舶擬人化)
「春のまひる」付記付録紙集に「ネクロフィリア的趣味を自認する私は、船が一つの「劇的な」事象の舞台であることにある意味で惹かれなかったか?(それが戦争犯罪であろうとも?)」という一文を書いたんだけど

この「ネクロフィリア」という単語は、中井久夫が、神谷美恵子について「比較的晩年に書かれたヴァージニア・ウルフについての論文をみても、そこには病いを敏感にかぎつける、禿鷹のようなネクロフィリア(屍体愛好)の匂いが全くない」と評価していて(ウルフは躁うつ病で自ら死を選ぶ) この一文が猛烈に頭にこびりついていて

「終わりが悲劇的だった一つの生」を後世の人間がハゲワシのようにネクロフィリア的に愛好する行為、への一つの警句になっている わたしにとって…

それはヴァージニア・ウルフも鴨緑丸もいっしょ

#「春のまひる」(船舶擬人化)